街角の猫

とてもゆっくりです。

ありきたりだけど過去は変えられない

「過去は変えられないから前を向いて生きていこう」

 

そう何度も言われてきました。皆さんも言われたことありますかね。

失敗した過去とかあの時こうしてればとか、ふとした時に思い立ってしまうものです。

私は、自分の過去と人とを比べたり、過去に固執したりして硬くなってしまっていた時期がありました。

 

昔人間関係で失敗したこと、受験で失敗したこと。

そんなの変えられることじゃないし、そういう失敗も含めていまの自分だってわかっていたのに。

失った過去を取り戻すとか周りを見返すとか、そんなことに囚われて視野が狭くなったり自分の好きなこと大事なことを見落としてしまってた。

 

私は大学に入学後、しばらく休学していました。

今思えばたいしたことではないのですが、上のような考えに支配されふさぎ込んでしまっていたのです。

 

復学後は年下ばかりの同級生に囲まれ何とか4年間やってきました。

周りより遅れている自分と周りを比べたり、こんなに出遅れている自分はちゃんと社会に出られるのか、と苦しくなることが何度もありました。

そのたびに自分の過去を悔やんでしまいました。

 

それでも、その時その時でやるべきことやりたいことすきなことを自分のペースでやってきました。

今内定をもらって卒業も決まって、こんなに当たり前のことがこんなにうれしいなんて思いもしませんでした。

 

先日友達にそのことを報告したときに、ふと

「周りと比べてこんなに時間かけちゃったよ」と言ったら

「それでも前の自分にできなかったことができて前に進めたからそれでいいじゃん」って言ってくれたんです。

 

周りと比べるでもなく過去の自分と比べるでもなく、自分のペースで前に進んでいく。

そんな当たり前の歩き方をいつの間に忘れていた自分を認めてもらえた気がしてすごくうれしかったです。

 

競技や仕事などにおいて、部分的に他人と比べたり他人から評価を受けたりすることはもちろんあります。

でも、それは自分の一部であり、私の人生や私自身は私のもの。

あなただってそうです。

 

 

いいこともそうじゃないことも、出会ってきた人やその言葉も、その全部全部が今の私を作ってくれています。

これからも自分のペースで進んでいけたらなって思います。