街角の猫

とてもゆっくりです。

塾講師は魔法使いではない。

 

 

現在、私はとある塾でアルバイトをしています

 

 私は塾というものが嫌いでした。すべての塾がそうだとは思いませんが、塾というのは、受験のテクニックや問題しか扱わないというイメージがあったからです。本来勉強ってのは楽しいからやるものであって、受験を乗り越えるためだけの学びを売りつけているあの場が嫌いでした。(もちろん、かなえたい夢があってそのために受験に合格しないといけないから塾に通うという子もいるかと思います。とても殊勝な心掛けだと思います。)

 もう一度書きますが、すべての塾がつまらないとは思いませんし、これは私の偏見でしかありません。

 

 

 そもそも、学校で勉強しているんだからその後に塾に行くなんて信じられませんでした。学校が終わったら、友達と遊びたいし勉強なんかしたくなかった。だから、塾にくる子はさぞ勉強が好きな子なのだと思っていたが、違った。大抵の子は、学校の成績が悪いから、だとか、受験生になったからなどという理由で親に強制されて入らされています。

 本来、学校の成績が悪かったら勉強して何とか成績を上げようとするのが当然のはずです。それをいきなり塾に丸投げしたって、成績が上がるわけありません。自分で勉強しても躓くことが多いから、塾に行って理解の手助けをしてもらいたいってのが塾の正しい使い方だと思います。もともと勉強してなくてやる気のない子が塾に来たって、変わらないものは変わらないのです。

 我々塾講師は魔法使いではなので、勉強してない生徒の成績を上げるなんてことは無理です。反対に、自分から進んで学ぶ子には、いくらでも手助けをしなきゃいけないなと思います。