勉強が苦手な子に教えるときに必要なこと
以前、塾講師とて万能ではないのだから勉強しない子の成績を上げることは不可能だという旨の記事を書きました。
しかし、勉強しないからといってその子のことを面倒見ないわけにはいきませんし、あきらめていたら何も変わらないわけです。
勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、学校の授業についていけないだとか、何から始めていいのかが分からないとかそういうこともあると思います。
さて、そういった場合も含めて勉強に対して前向きではない子に教えるときに何を注意したらいいのでしょうか??
その答えはいろいろあると思いますが、相手の立場になることが一番大切だと思います。相手が何を理解していないのか、どの程度のモチベーションがあるのかなど、などに注意を向けて観察し、そこから説明・授業を組み立てていく。
私も、相手の立場にならず一方通行の授業をしてしまうことがあるのですが、大切なことはただ説明するだけでなく、相手に理解してもらうことです。
勉強に興味がなかったとしても、学校で赤点を取ったり、補修を受けたりするのが好きな子っていないと思うので、多少なりとも勉強しなきゃいけないっていう自覚はあると思うのです。(よほどひねくれてなければ…。)
なので、相手が理解していないことを観察し、そこを根気よく理解させてあげること。
説明してく中で所々止まりながら、相手がついてきているか観察・質問することも大事です。(ここまでは大丈夫?一回一緒ににやってみようか!などなど。)
そして、問題が解けたときなどは、ほめると同時に一緒に喜ぶのがいいと思います。自分が中高生の時も、先生が一緒に喜んでくれて楽しそうにしている授業ってとても楽しかったと思うのです。
もちろんこれは場合によりますが、
教える側も学びを楽しむこと。説明や問題演習ばかりの授業にならないようにすることが大切ですね。
実際私も、中学生と一緒に勉強するのが楽しくて、生徒さんからいつも楽しそうだねと突っ込まれます(笑)
子供の立場になって一緒に楽しむ。忘れてはならないことのような気がします。