2018-12-05 砂遊び 子供のころ、砂遊びが好きだった。 砂を握りしめ、手の力を緩めていくと、砂が手のひらから零れ落ちていくあの感覚。 そう、あの感覚。自分からは見えない、握りしめたこぶしの中で、砂の一粒一粒が、重力に誘われていく。 私はあの作業で何を確かめたかったのか。 自分も砂の一粒にしか過ぎない存在で、誰かの力の操作により、もっと大きな何らかの力に 引き込まれているのだろうか。