自分を振り返って 2
先述のように、私は高校時代にいい思い出がない。
自分の好きなことを我慢して、周りについていくのに必死だったからだ。
憧れで入った高校でも私には合わなかったみたいだ。
もちろんそこに入学したことに一切後悔はない、そこに行くために受験勉強を頑張ったことも今の私の一部になっているからだ。
高校のころに流行ったものがあると思う。
音楽やアニメやドラマなど。
私は周りについていくのに必死で、そういったものを楽しむ余裕がなかった。
当時、好きなものの話をしている友達をみて、簡単に授業についていって、なおかつ
好きなものに熱中する余裕があることに驚いた。
頭の出来とか要領の良さが違うんだと思う。
努力すれば何とかなるという人がいるが、私はそうは思わない。
努力してもどうしよう追いつけない相手をたくさん見てきた。
もちろん、人生は競うことがすべてではないし、その人たちに追いつく必要は一切ないが、自分を高めるために誰かと比べることも時には必要であると思う。
そんな高校生活を送ってきた私は、大学では勉強だけでなくそれ以外も頑張ろうと思った。
大学生活
大学入学後、一人暮らしを始めた。
生活の変化と20歳前後特有の悩みから、入学半年後から1年半の間休学した。
この期間のことはまた何かの時に書くつもりだが、休学の選択を私は後悔していない。
受験就職といったレールのようなものから外れても、案外何とかなることがわかったし、この期間でいろんな音楽を聴いたりアニメを見たりして、それが自分の人生の土台となった気がしたからだ。
この時期に、とあるオンラインゲームにはまっていて、毎日遅くまでやっていた。
その時のフレンドとの交流は匿名だからこその安心感みたいなのがあって、すごく楽しかった。
復学後、私は再び1年生として大学生活をスタートした。
大学では勉強以外にもいろいろな経験ができて、自分の好きなものや信念を見つけることができたと思う。
性自認について
大学は東京に近い地域だったので、新宿のMIXバー(様々なセクシュアリティの人が集まるバー)に行ったことがある。
ここで性別は男や女、中身男の女や中身女の男だけではなくて、もと絵の具の色のように多様性があるということを知った。
つまり、男だからと言って、女の子だけを好きとは限らないし、かっこいい服にもかわいい小物にも心を奪われるし、かっこいい男性アーティストにも可愛いアイドルにも同じような憧れを抱くみたいなことがあるのだ。
私のように。
男らしさ、よりも
僕らしさ、私らしさを大事に。
そんなの都合よいと思われるかもしれないが、男はこうあるべきみたいなの縛られず
自分の中でのルールにも縛られず、その時々で自分の好きなものや必要なものを柔軟に選択していいんだと思ったらとても気が楽になった。
ここで、すべては0か1、黒か白ではなく
0から100の間があるし、黒と白の2択ではなく灰色もあるし紺色も朱色もあるということがわかった。
これは性別だけでなく、何か判断が迫られた時の判断基準になっている。
音楽で自分の人生の土台を見つけられた
先の記事で書いた通り、私は音楽に救われてきた。
アニソンやアイドル、JPOPなどたくさんのジャンルを聴くが
一番救われてきたのはロックだと思う。
伝わるかわからないが、ニューメタルやラウドロックなどと呼ばれるジャンルだ。
具体的には、LINKIN PARKなど自身の弱さをさらけ出した音楽に夢中になった。
それまで音楽とは、恋愛をうたうものや背中を押すものだと思っていた。
しかしこれらのジャンルは、孤独や閉塞感、怒りや憎しみなどの負の感情をテーマにしている。
こういった負の感情をむき出しにしたものを聴いて、社会への反抗や自身の過去と重ね合わせたりして、それが自分の精神的柱になっている。
また、CDショップに足を運んでバンドを発掘したり、サブスクで好きなジャンルをディぐったりと、そういうオタク的な楽しみもできた。
大学時代はたくさんライブに行った。
ライブがあると、チケットを買ってその日を楽しみに音楽を聴きこみ、日々の仕事を頑張る。
そういったサイクルができたのはとてもよかった。
社会人になればライブに行く回数は当然減るが、楽しみにできることがあるということは大きな支えになるはずだ。
海外のバンドの来日公演や、海外バンドメインのフェスにもたくさん行った。
海外の文化や音楽を生で見ることってそうそうないので、いい経験になった。
私が好きな音楽を貼っておくので、機会があったら聞いてみてくださいね。www.youtube.com
自分が自信を持てるものを持てた 英語
少し高校の話に遡らせてください。
高校で部活をやめた後、担任の先生の科目が英語だった。
人間関係で悩んでいた私を見て、先生は熱心に英語を教えてくれた。
問題集や参考書だけでなく、podcastやyoutubeなども教えてくれて
高校生ながらに英語の基礎が培えた。
私の大学では、外部の会社に受注して教室を間貸しした英会話教室があった。
大学の勉強以外にも夢中になれる場所があったことはとても恵まれていると思う。
いわゆる机に向ってのお勉強ではなく、実際に頭と口と耳をつかって交流ができてかなり身になった。
毎日ネイティブの先生と話し、最初は全然できなかったことができるようになってかなり自信がついた。
また、SNSやゲームなどで海外の人との交流をためらわずに行えるようになり、世界が広がった。
なにより、大好きな音楽の英語の歌詞を自分で理解できるようになり、より音楽が好きになった。
今では、日常会話程度なら自信をもってできるし、3年の時に受けたTOEICでは860のスコアをとることができた。もちろん、英語学習の本質は数次では測れない。
それでも、自分が好きでやったことで成功体験を得られて本当に良かったと思う。
この成功体験は、就職活動において大きな武器になったし、実際内定をくれた会社も継続して努力したことを認めてくれた。それ以外にも要因はあると思うが。
この経験を通じて、好きなものを続けることの尊さを知った。
英語は好きだが、当然スランプもあったし、向いていないのかと思うこともあった。
それでも、自分のペースでしっかり続けていけば、なにかしら形になるし自分の世界が広がるものだ。
長くなったので続きはまた今度にします!